支援のプロセス
チームワークと機関連携
2021年7月29日
チームワーク
チームワークとは、みんなが同じ考え方で同じ方向・目標に向かって一緒に動いていることをさします。利用者の目標を効率的に達成するためには、支援チームで情報を共有し、一緒に同じ目的に向かって、統一した支援でチームアプローチすることが重要です。次の要件を満たしているとチームワークがとれている状態といえます。
- チームのメンバー全員が共通の目的意識をもっていて、全体として一体感と活気がある
- コミュニケーションが円滑で、葛藤がおきても感情的対立には至らない
- 全員が自分たちの目標を明確に認識しており、責任をもってそれぞれの役割を果たしている
- チームで取り決められたことをみんなが守り、取り決めの決定にも参画できている
- お互いに助け合う雰囲気がある
円滑にチームアプローチを進めるためには、事業所内の支援会議や地域での担当者会議などを積極的に活用して、情報共有に努めることが大事です。
機関連携
同じ事業所内の支援内容だけで利用者のすべてのニーズに応えられない場合は、他の事業者や関係機関との連携が必要になってきます。常日頃から関係機関とのネットワークを構築しておくと、スムーズな連携が可能となるでしょう。利用者を取り巻くネットワークシステムは、「エコマップ」を作成することによって把握することができます。利用者を中心の円に置き、利用者とかかわりのある「人」や「機関」などを周囲の円の中に具体的に書き込み、その円と利用者の円をさまざまな関係線で結びつけることにより、利用者と関係機関などとの関連を表現した図です。「エコマップ」の作成は利用者との関係だけでなく、関係機関同士のつながりを把握することにも活用できます。
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