指導・支援
発達障害のある子どもへの指導・支援では、学習障害(LD)・注意欠如多動性障害(ADHD)・自閉症スペクトラム障害(ASD)のそれぞれの特性に応じた工夫が子どもの学びやすさ、生活のしやすさにつながります。その一方で、診断名の重複や変更、状態像の重なりが生じることもあり、その場合には診断名や特性を明確化することよりも、まず子どもの状態像から対応を工夫することが大切です。状態像を踏まえた指導・支援によって子どもの抱える困難さが軽減され、周囲による特性の把握や子どもの学びの充実につながることも十分に考えられます。
子どもの状態像は環境要因から大きな影響を受けます。合理的配慮と基礎的環境整備、教材・教具の工夫も大切な視点です。