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主な関係機関・職種等の役割

主な関係機関の役割と連携による支援

就職準備から就職後の職場定着までの段階ごとの支援機関の役割と連携

就職前の準備から就職、そして職場定着までの一連の支援には複数の支援機関が役割に応じて関わります。

通常、就職前の準備から就職までの段階は送り出し機関が連携チームのけん引役でしょう。就職後の職場定着の段階では、企業内のナチュラルサポート構築や職業生活の安定に向けた支援が中心となり、送り出し機関から定着支援を担う機関(ジョブコーチや障害者就業・生活支援センターなど)へ支援が引き継がれていきます。

常に本人を連携の輪の中心にすえて、支援の目的や現在の状況を共有し、機関ごとの機能や強みなどを生かしつつ、切れ目のない支援体制つくることが大切です。

 

就労パスポートについて

切れ目のない支援体制の構築で、もっとも大切なことはご本人の特性や希望などの情報を、企業、支援機関の間でリアルタイムかつ正確に共有できるかです。

しかし、自分の強みやこれまでの経験、配慮してほしい点などを端的にまとめ、企業の担当者などへ発信することはとても大変なことです。障害特性から相手がわかりやすいようにまとめることや、コミュニケーションに困り感がある発達障害のある方にとってはなおさらです。

厚生労働省では、障害のあるご本人が、自分のこと(働く上での特技・特徴やアピールポイント、職場に求めたい配慮点など)について、企業や支援機関などの関係者間で的確かつタイムリーに共有するためのツールとして、就労パスポートの活用をすすめています。

 

関連する資料

関係機関・職種の役割分担と連携の具体的なあり方に関する調査研究と、支援チームづくりに活用できるマニュアルを紹介します。