就職後の支援
働き続けるために必要な医療的なケア
2021年7月30日
近年、職場内での心身の不調を訴える方が増加しています。体調がすぐれない際の病院受診はもちろん、健康診断や人間ドックなど日常的な心身のケアがとても大切になります。また、信頼できるかかりつけ医をみつけておくことも大切です。
また、労働者50人以上の企業では、心身ともに健康に働き続けるために、産業医を選任して労働者の健康管理などを行わせなければなりません。産業医は、保健師、衛生管理者など事業場内の保健スタッフと連携し、労働者の心理的負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック制度)を実施することが義務となりました。心身の健康に関する産業医への相談も、こころとからだの不調のサインの早期発見につながるかもしれません。
そして、就職の前後で生活リズムは大きく変化します。仕事にともなう心身の疲れや人間関係などの悩み、ストレスから、精神疾患を発症してしまうケースも少なくありません。ちょっとした不調を見逃さずに早期発見、早期治療することが大切です。そのためには、発達障害の初期の診断にとどまらず、精神科診療所などの医療機関とできるだけ継続的かつ定期的にかかわりをもつことをおすすめします。
健康診断や発達障害に関する診療科以外の医療機関などについて、関連記事「医療機関について(身体とこころの健康)」も併せてお読みください。
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